DIVING

P6030018.JPG申し合わせたように(申し合わせてない)購入した器材が色違いの同じモデル・・・

とりあえず母を体験ダイビングに誘ってみた。

 妙見ヶ浦で「あんなことになろうとは」と書いたのは、こんなことだ。

 ひげがオープンウォーターを取りに石垣島へ行ったとき、ちょっこり付いてきた人がいました。そう、ひげの母です。あのときはシュノーケリングを教えてあげたら、大喜びで子供みたいに海から上がらないので、ひげは、先に部屋帰ったりしたくらい。

 そのときに「絶対沖に流されないようにしょっちゅう顔をあげるんだよ!」と言ったのはいうまでもない。それで、ひげが講習を受けている間はオプショナルツアー三昧をしてた母。ひげが帰ってくると待ってましたとばかりにいっしょにシュノーケリング。

 母にとってもあの石垣の海で、目の前で熱帯魚が泳ぎまくるさまは、うれしくてうれしくてたまらないようだった。ひげ同様、石垣島は忘れられない場所になったようだ。

その母が言った。
「私もダイバーになろうかしら。」


はあ?

 ひげの母、御年61才。孫一人。ひげの故郷、熊本市在住。あははー。またまた。娘のひげに感化されちゃって、すごいこと言う。そう思ったが、どうも引かない。

 それで、しぶしぶ、じゃあまずは妙見ヶ浦で体験ダイビングをやってみれば、ということで話しをつけた。それだって、行くまでにはどうせ気が変わって「やっぱり、よすわ」と言うはずだ、と思っていたのだ。しかし。

 当日を待たずに、一緒に体験ダイビングをさせようと思っていた父は「やっぱ、いーちぬーけたー」と言ったのに、母は、いっこうにやめる気配がない。母はやる気だ。うわー。どうなるんだろう。

「娘と一緒に海に入れるなんて、うれしいわぁっ!!」

 純粋に期待に胸躍らせ、キャイキャイ言いながらウエットスーツを着込んでいる母がいた。あまりにも心配なので、スタッフの方にむりを言ってひげも体験ダイビングについて行くことにした。もちろん、体験ダイビングはスタッフが万全の体制でやってくれるから、その点を心配するわけはない。

怖いもの見たさ・・のような・・真実を見たい・・・ような・・・

 ここブルーアースの体験ダイビングは、はたから見ていても本当に丁寧で、ひとりのゲストに一人のインストラクターが出来る限り付くようだ。ましてや、母61才。はっきり言って高齢。

担当インストラクターも実力者が付いた模様。

 おばばさまに、なにかあってはたいへんだ。途中で緊急浮上もしかねん。母に対する対応も、ことのほか丁寧そのもの。

 ひげは、その辺の使い残しのタンクをもらって、例のごとく、どっこいしょと担ぐ横で、母はインストラクターにタンクの付いたBCごと持ってもらっちゃって、うらやましすぎる。


「だいじょうぶとね?ほんとーにだいじょうぶかと〜?」
母にそういいながら、ひげ、岩で滑りこける。人の心配よりここでは自分の心配をしろといいたい。

 そうこうしているうちに、あれよあれよと母は、妙見ヶ浦体験ダイビングへと
旅立っていった。



水中の母。深呼吸ができなくて、もがいているかも。マスクに水が入り、パニックおこしてるかも。ドキドキした。

・・・ところが。

 母は、静かにインストラクターにつれられて水中散歩を楽しんでいるではないか!
魚に手を伸ばし”ダイバーせんせい”でインストラクターと会話も楽しみ、落ち着いたもんだ。そんな母とインストラクターのまわりをゆっくり回りながら、自分ものんびり散歩を楽しむことができた。

 上を見ると、いっしょに来たうちのひとと息子がシュノーケリングをしながら手を振っていた。

 総勢4名に見守られ、母は体験ダイビングを終えた。

「楽しかったわぁ〜!ほんとに。」
 帰りの車中で一番はしゃいでいたのは、母だ。よかったなぁ。喜んでる母を見て、ひげはちょっぴり親孝行したような気分になれた。

 ひげはというと、体験ダイビングの付き添いを含め、ぶっ通しで3本潜って、もうこれ以上ないってくらい疲れ果てて、爆食爆睡していた。

 1本目と2本目の間には普通、昼食をとりながら休息時間をとるのだけれど、妙見ヶ浦の体験ダイビングはこの、休息時間を利用して行われるため、それまで参加しちゃったひげは、休憩なしの昼ご飯なし。もちろん、どうしますかと聞かれたけれど、せっかく調子も上がってきたことだし、3本潜ってしまった。

・・・くいはないの。

 でも、次は休憩なしのダイビングはやりません。これはどう考えても、無謀よ。(ベテランになっても休憩無しなんてダメです。)今回も教訓ができた。やっぱり、ダイビングに無理は禁物。ぎりぎりでやっていては、何かあったとき対処する力も残ってない。

 ひげ、このことをしっかりと心に刻み、妙見ヶ浦を爆睡のまま、あとにした。

P6030019.JPG昔、母から習った泳ぎとは「横泳ぎ」なる独自泳法であった。未だかつてその泳法を操るものはおらず。

このあとすぐ母はブルーアース21(現バウライン)の門を叩き、若者の2倍の時間をかけてもらって、ゆっくりCカードを取得、今現在(2008/04)300本に迫る勢いでバンバン潜るシニアダイバーになってしまった。娘は60本にやっと手が届くリゾートダイバーだというのに・・・。それにしても当時ブルーアース21内でも「シニアダイバー」を手掛けるのは珍しいことだったそうで、定年を迎えられこれから何かしたい!と思われるお父さんお母さんは身も心も非常に安定された方々だと思いますんで、健康面で問題なければ、ダイビングを趣味にすることは大変いいことなんじゃないかと思います。が、その時はくれぐれもショップ選びを慎重にされることを願います。